岡山市が3回目接種で見通し 65歳以上は22年2月以降

新型コロナウイルスワクチン接種の想定スケジュールなどが示された対策本部会議

 岡山市は21日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種で、65歳以上の高齢者の接種開始は来年2月以降になるとの見通しを明らかにした。市内の2回目接種率は市民の60%に到達しており、11月7日には1回目をおおむね終了する方針も示した。市は、希望者は早めに接種するよう呼び掛けている。

 市役所で開いた対策本部会議で、想定接種スケジュールを報告した。国が3回目の目安を2回目完了から8カ月以降と示していることを踏まえた。3回目の接種は、2回目までと同じく医療機関での個別と集団会場を併用する方向で調整する。接種券は一斉送付せず、接種記録を基に、対象者に順次送る計画。

 先行して県による接種が行われた医療従事者らは、12月にも接種が始まる見込みとした。

 市内の接種状況(19日現在)は、市民の60%が2回目を終えた。1回目は69%が済ませている。年代別の2回目接種率は65歳以上89%、60~64歳80%、50代70%、40代63%、30代47%、20代47%、10代24%。11月初旬には、接種対象者の2回目接種率が8割弱に到達する見込み。対象者の9割が接種できるだけのワクチンが確保できたことも示した。

 1回目の接種は、集団接種会場が原則10月末、医療機関での個別接種は11月7日でいったん終了する。病気で接種が遅れる場合などは随時対応するとした。

 大森雅夫市長は「国からは3回目接種の詳細が示されていないものの、市として準備を進め、スムーズな接種ができるようにしたい」と述べた。

(2021年10月21日 更新)

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