岡山医療センターに中庭公園 患者、職員の憩いの場に

ガゼボや椅子などを配置した岡山医療センターの「さにーちゃんガーデン」

 国立病院機構岡山医療センター(岡山市北区田益)の敷地内に、中庭公園「さにーちゃんガーデン」がオープンした。植栽に加え、西洋風のあずまや「ガゼボ」を配置。患者や職員の憩いの場として活用してもらう。

 空きスペースだった約300平方メートルを使い、ガゼボや椅子、テーブルを置き、周囲にはユーカリの木などを植えた。院内レストランに面し、日中は自由に出入りできる。公園名は同センター小児系(新生児科、小児科、小児外科)のマスコットキャラクター・さにーちゃんにちなんだ。

 久保俊英院長が無機質な病院空間に潤いを与えるとともに、新型コロナウイルス禍からの早期回復を願って計画、昨年秋に着工した。中国デザイン専門学校(同船頭町)の学生たちも協力し、地面のアスファルトに恐竜や水玉模様を描くなど、明るい公園づくりに一役買っている。

 4月26日に行われた開園式典には関係者ら約40人が出席し、医師による祝賀演奏もあった。

 久保院長は「コロナ禍が収束するよう、公園のシンボルツリーは『新生』『再生』の花言葉を持つユーカリを採用した。手入れを続け、患者や職員に末永く親しんでもらえる公園にしたい」と話している。

(2022年07月04日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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