ワクチン副反応疑い425件 岡山県報告 重篤例は134件

岡山県庁

 岡山県は26日、新型コロナウイルスワクチンの副反応が疑われるとして、医療機関が国へ報告したケースが20日までに県内で425件あると明らかにした。うち死亡例は27件に上るが、ワクチンとの因果関係が認められた人はいない。

 県議会環境文化保健福祉委員会で報告。副反応の疑い事例は、県内の接種回数470万回(20日時点)の0・009%に当たり、米ファイザー製が8割を占めた。

 重篤例は134件。重いアレルギー反応が出るアナフィラキシーが半数で、神経疾患のギラン・バレー症候群、心筋炎も確認された。うち死亡例はファイザー製が24件、米モデルナ製が3件で、いずれも60歳以上だった。

 副反応の疑い事例は各医療機関が国に直接報告、国の専門部会が評価し接種の安全性などを検討する。全国の報告数は3万4612件(8月7日時点)。

 接種後に健康被害が生じた場合に医療費などを支給する救済制度では県内から113件の申請があり、27件が認められたという。

(2022年09月26日 更新)

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