倉敷市は２５日から１１月２７日、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した新ワクチンの集団接種会場を天満屋倉敷店（同市阿知）に開設する。多様なライフスタイルに対応できるよう、受け付けの時間帯を期間途中で変更。仕事や学校で忙しい若い世代に配慮し、大半を予約なしで可能にしている。

　会場は月火曜を除いて毎日開設。２５日～１１月６日と同２３～２７日は午後５時～７時、１１月９～２０日は午前１１時半～午後２時に接種を行う。若い世代を主に想定する夕方接種は予約不要だが、日中接種は市の専用コールセンター（０１２０―１９０―７７７）などで事前に申し込む。

　新ワクチンは米ファイザー製。１、２回目の接種を終え、前回接種から３カ月が経過した１２歳以上の人が対象となる。市が順次発送している接種券や予診票、本人確認書類の持参が必要で、各日先着１６０人程度を受け付ける。

　市内の医療機関（約２００カ所）でも２６日から順次新ワクチンに対応する。市保健所は「人の移動が次第に増え、冬にかけて次の流行も懸念される」と積極的な接種を呼びかけている。

（2022年10月21日　更新）