岡山県保健医療計画改定へ 精神疾患など五大疾病対応

第6次県保健医療計画の改定に向けた協議会の初会合

 岡山県保健医療計画策定協議会(会長・丹羽国泰県医師会長、25人)が12日、岡山市内で開かれ、県施策の指針となる「第6次県保健医療計画」(2011〜15年度)の改定に向けた検討をスタートさせた。

 同計画は、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病への対応を盛り込んでいるが、国が精神疾患を加えた「五大疾病」とする方針を示したことを踏まえ、期間終了を待たずに改定する。

 協議会では県医療推進課などが国方針を説明し、精神疾患患者が住み慣れた地域で治療を受けられる医療体制の構築▽治療後の社会復帰をスムーズに行うための福祉と医療の連携―などの方向性を示した。

 委員からは「精神疾患になる前に、精神状態をケアする施策が必要」「障害福祉に携わる関係者から意見を聞いた上で検討してほしい」といった意見があった。

 精神科医らによる検討部会を設け、在宅医療体制の充実なども併せて議論。年度内に改定案をまとめることとした。

(2012年07月13日 更新)

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