「院長のひとりごと」電子書籍で自費出版 岡山旭東病院運営の操風会総院長 土井章弘さん

土井章弘さん

 岡山旭東病院(岡山市中区倉田)などを運営する公益財団法人・操風会の専務理事と総院長を務める土井章弘さん(83)が、日々の暮らしや地域医療への思いなどをつづったエッセー集「院長のひとりごと」を電子書籍で自費出版した。

 土井さんは同病院長を務めていた2007年からエッセーを毎週書き始め、病院のホームページなどに掲載してきた。自費出版の第4弾となる今回は、17年1月から院長を退く20年3月までの155編を収録している。

 認知症の人に優しいまちづくり、心身を健康に保つために心がけていること、理想の医師像などを400字程度でつづっている。テーマは病気や地域医療にとどまらず、文化・芸術、世界平和、国際交流と多岐にわたる。

 スタッフに自分の考えや内面を知ってもらうことで少しでも風通しの良い職場づくりを目指すことが執筆の目的という。

 現在も執筆を日課としている土井さんは「何を書こうかと悩み抜くことがあるが、文章を書くことは謙虚に自分を見つめ直す作業でもあり、今後も続けていきたい」と話す。

 アマゾンのキンドルストアで500円で販売している。問い合わせは同病院(086―276―3231)。

(2023年05月16日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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