岡山県内コロナ 前週より感染者減 直近1週間、病床使用率は悪化

新型コロナウイルスの5類移行に伴い、マスクとパーティションなしで記者会見する伊原木知事

 岡山県は19日、直近1週間(8~14日)の新型コロナウイルスの感染状況を発表した。県内84の定点医療機関から報告された感染者数は126人で、1医療機関当たり1・50人。参考値として示した1~7日の前週(128人、1機関当たり1・52人)よりわずかに減少した。伊原木隆太知事は19日の記者会見で「落ち着いた状況が続いている」との認識を示した。

 定点当たりの感染者数は全国平均の2・63人を下回っている。他の指標では、医療の逼迫(ひっぱく)度合いを示す病床使用率が5・3%と前週(4・9%)から0・4ポイント悪化。重症者用の病床使用は前週と同じくゼロだった。入院者数は4人増えて40人となっている。

 8日に新型コロナが5類に移行し、県が流行監視の方法を「全数把握」から「定点把握」に切り替えて以降、感染者数の確定値を公表したのは初めて。今後も月~日曜の1週間分の状況を翌週金曜に発表する。

 19日の記者会見で伊原木知事は、5類移行を踏まえてマスクを外し、記者団との間に設けていた透明のパーティション(仕切り)も設置せずに臨んだ。

(2023年05月19日 更新)

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