岡山県 コロナ指標が軒並み上昇 直近1週間 低水準も感染対策を

 岡山県は26日、直近1週間(15~21日)の新型コロナウイルスの感染状況を発表した。定点医療機関当たりの感染者数をはじめ、各種指標が軒並み上昇。引き続き低い水準にあるものの、感染拡大の傾向がうかがえる。

 県内84定点医療機関から報告された感染者数は176人で1医療機関当たり2・10人。前週(126人、1機関当たり1・50人)の1・4倍に増加した。他の指標では、医療の逼迫(ひっぱく)度合いを示す病床使用率が7・2%と前週(5・3%)から1・9ポイント悪化。前週はゼロだった重症者用の病床使用率が4・2%となった。入院者数は23人増えて60人。

 県保健医療部は「感染者数は全国的にも増加傾向にあり、手指消毒などの基本的な感染対策を取ってほしい」としている。

 県は8日の新型コロナ5類移行に伴い感染者の集計方法を全数把握から定点把握に切り替えており、今回の発表から増減を比較できるようになった。

(2023年05月26日 更新)

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