コロナ 入院者数など公表終了へ 4月から県、把握指標項目を縮小

 岡山県は新型コロナウイルスの感染状況に関する各種指標の公表項目を4月から縮小する。季節性インフルエンザなどと同じ通常の医療体制への移行に伴う変更で、県内の全ての入院者数と重症者数の発表は29日分で終了。今後は定点把握で流行を監視する。

 これまで入院者数と重症者数は県内の全医療機関から毎週水曜日時点の報告を受け、金曜日に公表していたが、4月以降は報告を求めない。入院者数に応じて設定していた4段階の感染レベルの仕組みも取りやめる。

 一方、県内指定医療機関からの報告に基づく新規感染者数(84医療機関)と入院者数(5医療機関)の定点把握は継続する。直近1週間の情報を県感染症情報センターが毎週金曜日にホームページで公表し、前日の木曜日は感染者数の速報値もこれまで通り示す。

 季節性インフルエンザが流行した際に発令する注意報と警報については「国の基準が定まっていない」として当面は適用しない見込み。県保健医療部は「今後も感染動向をしっかりと把握し、適切に対応していく」としている。

(2024年03月29日 更新)

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