サトイモのコロッケ とろっとした食感魅力

 今回の主役はまさに今が旬、程よい粘りとほくほく感が魅力のサトイモです。定番の煮物とは異なる味わいを引き出すため、洋風のメーン料理に仕上げてみました。

 サトイモはつぶしてから揚げるとクリームコロッケのようなとろっとした食感が楽しめます。また、イモ類の中でも水分が多くて低カロリーなので、揚げ物にしても重くなりすぎないのがうれしいですね。

 混ぜる具材は、口の中でごろごろするぐらいに少し大きめに切ってください。特にシイタケはかみ応えがあるので、肉類が入っていなくても満腹感が得られます。添えるのはケチャップやソースでもいいですが、個人的にはからしを混ぜたポン酢がお薦めです。

 ところで、サトイモの皮をむくと手がかゆくなる人がいます。泥をさっと洗い落とし、蒸してからむいてください。蒸した後、皮付きのままなら冷蔵庫で1週間ほど保存できるので、多めに仕込んでおけば煮物や汁の具などにも使えて便利ですよ。

 ▼材料(4人分)

 サトイモ300グラム、ニンジン70グラム、タマネギ中1/2個、シイタケ3枚、塩こしょう少々、水溶き小麦粉適宜、菜種油適宜、パン粉適宜

 ▼作り方

 (1)サトイモは15~20分蒸して皮をむき、フードカッターなどでつぶす

 (2)ニンジン、タマネギ、シイタケは5~8ミリ角に切る

 (3)鍋にシイタケ、タマネギ、ニンジンの順で重ね入れ、振り塩(分量外)をして弱火にかける。蒸気が出て各具材の香りがまとまれば混ぜ返し、塩こしょうで味を調える

 (4)[1]と[3]を混ぜ合わせ、好みの大きさに丸める

 (5)[4]を水溶き小麦粉にくぐらせ、パン粉を付けて180度の油で揚げる

(2015年02月13日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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