アレルギー対応デザート開発 岡山県学校給食会、6月から提供

アレルギーに対応したケーキ(上)とマドレーヌ

 岡山県学校給食会(岡山市南区浦安本町)は、アレルギー物質を含む特定7品目を使わないケーキとマドレーヌを開発した。6月から県内の小中学校で、給食のデザートとして出される。

 小麦粉の代わりに県産米粉、牛乳の代わりに県産黒大豆などから作った豆乳を使用。卵など他の特定原材料も使っておらず、ほとんどの人が安心して食べられるとしている。

 県内の栄養教諭や学校栄養職員が2年間かけて試作した。ややもっちりとした食感で、通常とほぼ同じ味に仕上がったという。県内の菓子工場で製造し、6月3日から総社、高梁、真庭市などの一部の学校でメニューに登場する。同月中に約1万食を提供する予定。

 アレルギーのある児童生徒の給食は、学校ごとに別の献立を用意するか、食べられるものを持参してもらうケースが多い。同給食会は「地場産品をたっぷり使ったデザートを全員一緒に味わってほしい」としている。

(2015年05月29日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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