地域の皆様が安心して生活できるシステムを推進

 岡山済生会総合病院は急性期医療を担う地域中核病院として、「救急医療」と「入院医療」に積極的に取り組んでいます。救急医療は、CTやIVRセンターなどの設備の充実とICU(10床)およびHCU(16床)の入院施設を整備し、関連する複数の診療科や多職種など病院の総力を挙げて取り組むようにしています。

 専門医療については、地域がん診療連携拠点病院として先進的ながん治療を積極的に推進しており、ロボット支援手術や最新のがん化学療法も行っています。緩和ケア病棟(25床)ではがん患者さんやご家族のQOL(Quality of Life)の向上に努めています。さらに、「内視鏡センター」「肝臓病センター」「呼吸器病センター」「腎臓病・糖尿病総合医療センター」「IVRセンター」「リウマチ・膠原病センター」など、センター医療を中心に質の高い専門医療を実施しています。また、災害拠点病院、岡山県へき地医療拠点病院としても活躍しています。

 一方、岡山済生会外来センター病院では、外来診療に加え地域包括ケア病棟(80床)を整備し、自宅復帰に向けた回復のためのゆとりある医療環境を用意しています。西隣にある駐車場の建物の8階9階に予防医学健診センターを整備し、窓からの眺望を楽しみながら、岡山県下では初の男女別エリアでの健診を受けていただけるようにしています。また、岡山済生会総合病院に隣接する岡山済生会ライフケアセンターでは、福祉・介護施設の整備により、高齢者が安心して暮らせる地域包括ケアシステムを提供しています。

 このように、岡山済生会では急性期医療にとどまらず、予防医学から介護まで切れ目のない保健・医療・福祉の連携を深め、高齢社会の中で地域の皆様が安心して生活できるシステムを推進してまいります。

(2020年03月31日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

医療人情報

  • 院長  塩出 純二
    1978年に自治医科大学医学部卒業後、岡山県内の地域医療に従事し、1989年岡山済生会総合病院内科勤務、2008年同病院副院長、2020年4月から現職。

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