麻酔・集中治療科の役割

 麻酔・集中治療科の役割は、いい状態で手術に臨んでもらうため患者の健康管理をしたり、術者に手術部位以外で気を使わせないようにする麻酔をかけることが大きな仕事です。また手術後、早く元気になれるようケアをする部分が集中治療になります。

 最近糖尿病の患者、とくに医者にかかっていない人を手術するということが多くあります。ある程度コントロールされている人であれば特に問題ありませんが、糖尿病を放置していた場合は、手術後の傷の治りや合併症などの問題が出てくることがあります。

 こういった場合は、重篤で緊急性が高い手術では止むを得ませんが、1~2カ月待って症状が改善してから手術を受けるようアドバイスします。その方が、患者にとってのメリットも大きいからです

 同科にいる4人の医師は、全員麻酔の専門医の資格を所持しており、患者さんに対する安全の質を担保できると考えています。


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(2013年09月12日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

医療人情報

  • 麻酔・集中治療科特任部長  片山 浩
    1979年岡山大医学部を卒業後、同大麻酔科、呉共済病院麻酔科、同大病院集中治療部部長代行などを経て、2011年3月から麻酔・集中治療科部長。川崎医科大麻酔・集中治療医学3教授。

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