助産師が産前産後の相談に対応 岡山市がステーション9月開設

9月から開所する「おかやま産前産後相談ステーション」の準備を進める助産師ら

 子育て支援や虐待防止を狙い、岡山市は9月1日から、妊娠から出産後1年未満の女性と乳児、家族を対象に助産師が相談に応じる「おかやま産前産後相談ステーション」を市保健福祉会館2階(北区鹿田町)に設ける。

 常勤の嘱託助産師3人を配置し、「ふれあい広場」の一角に設ける。妊娠届出書の受理や親子手帳の発行のほか、妊娠、出産、育児に関する相談を受ける。また出産や子育てに不安を感じる女性や家族をいち早く把握し、必要があれば電話や面接、自宅訪問を通じて支える。フロアでは乳児の抱き方指導なども実施する。

 市内で妊娠届出書を受理する窓口は現在、4区役所や6保健センターなど計36カ所あるが、専門職がいるのは8カ所のみ。ステーション開設は安心して子育てできる環境整備の一環で、国の交付金も活用して事業費1560万円で設ける。

 30日の記者会見で大森雅夫市長が発表し、「専門職がいない窓口に提出された妊娠届出書もステーションに集約し、不安がある人を把握して積極的に支援につなげたい」と話した。

 開館時間は月~金曜日の午前9時~午後4時半(祝日、年末年始は除く)。利用無料。

(2016年08月31日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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