心臓病の概要や治療の最前線紹介 岡山で榊原病院医師らの公開教室

心臓病への理解を深めた教室

 心臓病センター榊原病院(岡山市北区中井町)の医師ら3人が心臓に関わる病気の概要や治療の最前線を紹介する「市民公開心臓病教室」(実行委など主催)が27日、同市内であり、市民約400人が理解を深めた。

 循環器内科の西田剛医長は心筋梗塞の症状や、発症後早期のカテーテル治療が効果的であることなどを説明。「心筋梗塞は死亡率が高い。大切なのは動脈硬化の予防」とし、危険因子として喫煙や高血圧、糖尿病、肥満などを挙げた。

 リハビリテーション室の北條悠さん(理学療法士)は心臓病の再発を防ぐためにも1日20~30分程度の有酸素運動を週3~5日続けることを勧めた。心臓血管外科の都津川敏範部長は同病院で取り組む、体への負担が少ない低侵襲心臓手術を紹介。「骨を切開しないで痛みが早く消えるなどメリットは多いが手術の難易度は非常に高い。安全第一で臨んでいる」と話した。

(2017年05月27日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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