地域の皆さんにやさしく寄り添う

 当院は理念として、「私たち津山慈風会は地域の皆さんにやさしく寄り添います」と掲げています。これは当院の運営母体である津山慈風会の名の通り、私たちは「慈」すなわち(真実の友情,純粋の親愛の念)を持って、患者さんを始めとする地域の方々を支え、その心情や立場をおもんばかり、気持ちに寄り添っていくということです。

 当院は平成11年12月 現在の地に救命救急センターを併設した新病院として新築移転いたしました。それ以来「お断りしない救急対応」、「最先端の日常診療の提供」を目標に職員一丸となって努力してまいりました。その甲斐あって近年では岡山県北医療の要であり、最後の砦であるという評価を得ることが出来ていると自負しております。

 当院の果たすべき最大の使命は、言うまでもなく岡山県北における高度急性期医療をしっかりと担っていくことです。しかしながら、当院だけの力で県北医療を支えられるわけではありません。今後間近に迫った、未曽有の少子高齢化社会に備え、地域の医療機関としっかり連携を取り機能分担をしていくことが重要だと考えます。普段は身近な「かかりつけ医」の先生方を受診していただき、生活を含めた健康管理を相談していただく。そして、いざ急病や重大な疾病にかかった際は当院に紹介していただき、病状に合わせた急性期専門医療を行い、病状が安定すれば再び地域の先生方のところに戻っていただくという、それぞれの特性を生かした役割分担が今後更に重要になると考えます。

 当院は地域医療支援病院として、地域の諸先生方と「顔の見える関係」を構築するために「連携登録医制度の創設と地域連携懇親会」や「地域連携セミナー(CCセミナー)の開催」、「安心連携カード(結カード)の運用」などの活動を行ってまいりました。また、国の進める在宅医療の推進をサポートするために、介護・在宅医療機関や行政機関とも密に連絡を取り、力を合わせて地域住民の皆さんの健康を支えていきたいと思います。

 岡山県北は、今後過疎化が進み人口減少する地域であると予測されています。しかし、人口減少に合わせた病院・病床運用では、将来県北の急性期医療を担うだけの医療スタッフを確保することは困難となり、ひいては地域の救急医療体制を崩壊しかねないと危惧しています。そのため私たちは地域外からも積極的に人を呼び込むために、中四国初となる「がん陽子線治療センター」の開設をはじめ、低侵襲手術のための手術支援ロボットの導入やハイブリッド手術室の建設など、新たな医療設備の整備を計画しています。これらの設備を活用しつつ、日常診療のレベルアップを図っていくことで、地域の活性化と患者さんへの貢献ができるのではないかと考えます。

 当院のビジョンは、2020年までに「日本に誇れる医療サービス空間の構築」をすることです。現在このビジョンの実現に向かって、職員一同努力しているところですので、引き続き皆様方の温かいご支援を賜りますことをお願いし、ごあいさつとさせていただきます。

(2017年07月07日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

医療人情報

  • 病院長  林 同輔
    1982年、岡山大学医学部卒業。笠岡市民病院、津山中央病院、前田病院(倉敷市)、香川県済生会病院を経て、再び津山中央病院に勤務。外科主任部長、副院長、上席副院長を歴任し、2017年4月から現職。

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