「認知症に理解を」倉敷パレード 世界アルツハイマーデーで家族ら

認知症への理解を呼び掛けながらパレードする参加者

 世界アルツハイマーデーの21日、公益社団法人・認知症の人と家族の会岡山県支部(尾崎善規代表)は、倉敷市美観地区一帯をパレードする「オレンジメモリーウォーク」を開き、認知症への理解を呼び掛けた。

 同会員や認知症サポーターら約140人が参加。認知症啓発のシンボルカラー・オレンジ色のTシャツなどを身に着け、午後6時に同市中央の大原美術館前を出発した。

 一行は、同デーをPRする旗を先頭に「認知症になっても安心して暮らせる倉敷市にしましょう」と呼び掛けながら、夕暮れの倉敷川両岸をゆっくりと行進。終着点の同市本町、倉敷アイビースクエアまで約500メートルを歩いた。

 同県支部の安藤光徳副代表は「認知症を人ごととは思わず、誰もがなる可能性があるものとして、地域住民に意識を高めてほしい」と話していた。

 岡山市も同日、岡山城天守閣をオレンジ色にライトアップした。

(2017年09月21日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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