岡山で2患者に脳死腎移植 ドナーは岡山大病院から

 岡山大病院(岡山市北区鹿田町)で臓器移植法に基づく脳死と判定された20代男性から提供された腎臓を移植する手術が13日午前、同病院で始まった。岡山医療センター(同田益)でも同日、同じ提供者のもう一方の腎臓が移植される。

 岡山大病院では同日午前10時14分、IgA腎症を患う60代男性への移植手術が始まった。岡山医療センターでは糖尿病性腎症の40代女性に提供される。ともに同日夜には終わる見込み。

 日本臓器移植ネットワークによると、脳死ドナー(臓器提供者)は岡山大病院に頭部外傷で入院しており、書面で提供意思は示していなかったが、家族が承諾した。腎臓のほか、心臓、肺、肝臓が提供された。岡山県での脳死ドナーは8人目。

(2017年10月13日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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