40代男性の脳死腎移植無事終了 岡山大病院、1カ月で退院見込み

 岡山大病院(岡山市北区鹿田町)で臓器移植法に基づく脳死と判定された30代女性から提供された片方の腎臓を、同病院で40代男性へ移植する手術が6日行われ、無事終了した。約1カ月で退院できる見込み。

 手術は泌尿器科の荒木元朗講師が執刀し、6日午前11時29分に始まり、約8時間後の午後7時12分に終わった。男性は慢性糸球体腎炎を患い、2001年8月に日本臓器移植ネットワークへ登録した。同病院での脳死腎移植は7例目。

 移植ネットによると、女性は肺動脈塞栓(そくせん)症で同病院に入院。書面による提供意思は示していなかったが、家族が承諾した。他にもう片方の腎臓、膵臓(すいぞう)、肝臓が提供された。肺と小腸は医学的理由で断念した。岡山県での脳死ドナー(臓器提供者)は9人目。

(2017年12月06日 更新)

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