カンボジアの子どもに歯磨き指導 倉敷の歯科医3人 25日から訪問

現地で紹介するスライドを確認する(左から)橋本真治さん、橋本譲さん、森正博さん

 倉敷市の歯科医師3人が25日から28日までの日程でカンボジアを訪れ、現地の小学校で児童に歯磨き指導や検診を行う。清潔な口腔(こうくう)維持の重要性や歯の磨き方を実演やスライドで紹介し、子どもたちに歯の健康維持の必要性を訴える。

 訪れるのは、橋本真治さん(58)=同市、森正博さん(59)と彩乃さん(25)親子=同市。橋本さんと正博さんは倉敷ロータリークラブ(RC)のメンバー。同国タケオ州を約20年間支援している高梁RCが昨秋、現地に歯科診療所を整備したのを受け、倉敷RC会員で真治さんの父・譲さん(87)=同市=が高梁RCの活動に協力しようと考え、3人の訪問が決まった。

 計画では、高梁RCの会長だった故圓山興一氏が、1998年に私費で建設した圓山小学校を訪問。全校児童約240人を検診するほか、虫歯になる原因などを自作のスライドを交えて教える。各自に歯ブラシを渡して磨き方を実践したり、歯垢(しこう)が分かる薬剤を使った磨き残しのチェックをしたりする予定。スライドは、3人の帰国後も現地の教諭が紙芝居形式で活用できるよう、紙に印刷して学校に寄贈する。

 真治さんと正博さんは「歯の健康は、長期間かけて守っていくもの。今回の訪問が、子どもたちが歯の大切さを意識するきっかけになってほしい」と話している。

(2018年01月22日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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