高梁RCがカンボジアで口腔ケア 歯科診療所に器具寄贈し支援

高梁RCが診療台などを寄贈した歯科診療所

 カンボジアで教育支援など慈善活動を行っている高梁ロータリークラブ(RC)が、新たな事業として歯科診療所開設をサポートするなど現地での口腔(こうくう)ケアに力を入れている。

 診療所は同国タケオ州にある公立医療機関・プライカバス郡病院の一室約30平方メートルを改装し、今年から治療を行っている。高梁RCは会員の浄財など約160万円で、診療台や歯科用レントゲン、治療器具などを寄贈。1月下旬には同RC会員や趣旨に賛同した倉敷RCの歯科医師らが現地を訪れ、小学校で歯科検診や歯磨き指導を行い、歯ブラシを贈った。

 高梁RCは、元会長の故圓山興一氏が私費で同州に小学校を建てた1998年以降、教育資材の提供や貧しい子どもの支援、水ろ過装置の建設、小規模診療所の開設といった活動を展開している。

 歯科診療所の支援は、クラブ創立45周年記念事業として実施。梅田恭正同事業実行委員長は「今後も保健、医療、教育分野でカンボジアを継続的に支援していきたい」と話している。

(2018年05月17日 更新)

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

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