西井研治氏の松岡良明賞受賞祝う 岡山で医療関係者ら130人

謝辞を述べる西井氏

 がん撲滅に功績のあった個人・団体をたたえる山陽新聞社会事業団の第23回「松岡良明賞」を受賞した県健康づくり財団付属病院(岡山市北区平田)院長の西井研治氏(63)を祝う会が28日夜、岡山市内で開かれた。

 医療関係者ら約130人が出席。同事業団理事長の松田正己山陽新聞社社長が「受動喫煙が社会問題化する以前から、禁煙問題に取り組まれてきた。これからも第一線で活躍し、地域医療の発展に貢献していただきたい」とあいさつした。西井氏は「お世話になった方々に感謝し、受賞を糧に精進したい」と謝辞を述べた。

 西井氏は呼吸器内科の専門医。肺がんの早期発見・治療に尽力し、肺がん予防を目的に禁煙相談を1990年から続けている。結核医療にも力を注ぐ。

 賞は山陽新聞社の元社長、故松岡良明氏の遺族から寄託された基金を基に創設され、佐々木勝美相談役の寄託で増額された。がん征圧月間の9月に表彰している。

(2018年10月29日 更新)

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