文字 

第5回 国立病院機構岡山医療センター 青山興司院長 スタッフ増員し体制充実

青山興司院長

 国立病院機構岡山医療センター(岡山市田益)は、診療科二十六で構成する岡山県内有数の総合病院だ。診療の大きな柱が小児医療。二十四時間待機する救急窓口を設け、新生児集中治療室(NICU)では小児科医が超低出生体重児らの救命に取り組んでいる。一方、外科や消化器科などでは患者の高齢化を見据え、負担の軽い手術法や最先端の検査機器などを次々と導入している。 

 ◇


青山興司院長


 患者、スタッフ、地域の人たちにとって「やさしい病院」を目指す―。これが私たちの基本理念だ。

 「やさしい病院」といっても、いろいろな意味がある。患者の立場で考えると、医師や看護師の言葉遣いや態度が優しいだけでなく、病気を治してくれる病院でなければならない。

 二〇〇七年度までの四年間で医師は百九人から百七十三人へ、看護師は三百四十六人から五百五十七人へそれぞれ増員し、医療体制を充実させた。院内勉強会をはじめ、研修会などを通じて、質の高い医療を提供することを心掛けている。

 地域に根ざした病院運営も大切で、地元の皆さんによる朝市を〇六年から毎週病院玄関前で開いてもらっているほか、昨年秋には病院を一般開放した「オープンホスピタル」を企画した。

 今後もこうした活動を進め、地域に必要とされる病院になりたいと思う。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2008年02月26日 更新)

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ