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第11回 松田病院 消化器外科 岩藤浩典・外科医長 1人で三つの認定医

患者負担の少ない治療を目指す岩藤医長

 内視鏡(日本消化器内視鏡学会専門医)、腹 腔 ( くう ) 鏡(日本内視鏡外科学会技術認定医)、開腹手術(日本外科学会外科専門医)。一人で三つの認定医を持つスペシャリスト。「内視鏡と外科専門医は多いが、腹腔鏡手術の方はまだ少ないでしょう」

 内視鏡検査は二十二年間で一万例を超えた。胃、腸、肝臓、 脾臓 ( ひぞう ) などの腹腔鏡手術は十年間で五百例。「人体をできるだけ傷つけない。合併症の心配が少ない。退院が早い。要するに低侵襲、患者負担が少ない治療を行うことが求められる時代になった。内視鏡を利用した治療が広がり、腹腔鏡手術が導入され、普及している」

 最近は患者から腹腔鏡手術をやってほしいという希望も出る。「私は一人で対応できるので、病気の進行度を見てガイドラインに沿って内視鏡治療、腹腔鏡手術、開腹手術を決めている」と話す。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2008年04月22日 更新)

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