岡山市北区祇園、重症心身障害児（者）施設・旭川荘療育センター児童院と睦（むつみ）学園で１４日、成人式があり、施設を利用する新成人計５人を祝った。

　両施設は毎年合同で成人式をしているが、今年は新型インフルエンザ対策として別々に開催。来賓の招待も手控えた。

　睦学園では新成人３人をはじめ保護者や利用者ら約５０人が参加。木村敬文副園長が「互いの出会いを大切にし、今後も成長を支えていきたい」とあいさつした。乾杯の後、同学園などから記念品が贈られ、新成人も保護者らに花束を手渡した。

　保護者代表の小野恵子さん（５０）＝同芳賀＝が「元気で過ごせたのは職員の方々のおかげ。子どもたちに幸せがいっぱいありますように」と謝辞。新成人誕生の年にヒットしたロックバンドの曲を参加者全員で歌った。

　児童院でも約５０人が参加し、新成人２人を祝福した。