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松岡良明賞 松田氏(天和会松田病院)選ぶ 山陽新聞社会事業団 肝臓がん治療功績

松田忠和氏

 山陽新聞社会事業団(越宗孝昌理事長)は6日、がん撲滅に功績のあった個人、団体をたたえる「松岡良明賞」の本年度受賞者に、倉敷市鶴形、医療法人天和会松田病院理事長・院長の松田忠和氏(61)を決めた。贈呈式はがん征圧月間の9月8日、岡山市北区柳町の山陽新聞社で行い、表彰状と賞金50万円が贈られる。

 松田氏は岡山大第1外科出身で、肝臓がん治療35年のエキスパート。1985年から2008年まで肝細胞がん手術512例、5年生存率64・6%、この10年間の直接死亡例はゼロで、日本肝がん研究会全国集計の53・4%を上回る実績を上げている。がん病巣をピンポイントで焼くラジオ波熱凝固療法を年間50例、カテーテル治療400例を一人でこなしている。

 病院長として外科や整形外科、泌尿器科に学会認定の専門医、指導医を集め、積極的に手術する外科系病院としての機能を強化、特に肝臓がん専門病院として知られる。

 同賞は山陽新聞社の元社長、故松岡良明氏の遺族から運営を委託されている基金をもとにがん撲滅に貢献した個人、団体を表彰、今回が14回目。選考は岡山県健康づくり財団が行い、同社会事業団が決定している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2009年07月07日 更新)

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