文字 
  • ホーム
  • 岡山のニュース
  • 松岡良明賞 松田氏(松田病院理事長)を表彰 山陽新聞社会事業団 肝臓がん治療貢献

松岡良明賞 松田氏(松田病院理事長)を表彰 山陽新聞社会事業団 肝臓がん治療貢献

越宗理事長から表彰される松田氏(左)

 がん撲滅に尽力した個人、団体をたたえる山陽新聞社会事業団の第14回「松岡良明賞」の贈呈式が8日、岡山市北区柳町の山陽新聞社であり、医療法人天和会松田病院理事長・院長の松田忠和氏(61)=倉敷市鶴形=が表彰された。

 同事業団の越宗孝昌理事長が松田氏に表彰状と賞金50万円を手渡した。松田氏は「身に余る光栄。受賞を励みに精神、技術を磨き、患者のための治療を目指していく」と話した。

 松田氏は岡山大第1外科出身で、肝臓がん治療35年のエキスパート。1985年から2008年まで肝細胞がん手術512例、5年生存率64・6%で、日本肝がん研究会全国集計を上回る実績を誇る。がん病巣をピンポイントで焼くラジオ波熱凝固療法やカテーテル治療も一人でこなす。病院長として同病院を肝臓がんの専門病院に育て上げた。

 同賞は山陽新聞社の故松岡良明元社長の遺族からの寄付を基に同事業団が設けた「松岡良明基金」による表彰。県健康づくり財団が選考し、同事業団が決定。がん征圧月間(9月)に贈呈式を行っている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2009年09月09日 更新)

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ