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三木記念賞 清水氏ら3人 4団体に助成金

清水信義氏

 県は26日、本年度の三木記念賞と三木記念助成金の受賞者・団体を発表した。地域発展に貢献した個人に贈る三木記念賞は3人、団体・企業を対象にした助成金は4団体が選ばれた。授与式は9月1日、岡山市中区古京町の岡山衛生会館で開かれる。

 記念賞は行政部門が元県議会議長の原寿男氏(80)=吉備中央町宮地、社会部門が岡山労災病院長の清水信義氏(69)=岡山市北区青江、文化部門が書家の小野桂華氏(85)=同市東区西大寺中。産業、国際親善部門は該当がなかった。

 原氏は1967年から県議を10期務め、県勢発展に力を注いだ。清水氏は岡山大医学部教授だった98年、国内初の生体肺移植に成功。小野氏は気品ある書風が高い評価を受け、海外展覧会で文化交流にも努めている。

 助成金は、社会部門が「明るいはだか祭りを守る会」(同市東区西大寺、歳森宏会長)、産業部門が農業機械メーカーの小橋工業(同市南区中畦、小橋一郎社長)、文化部門が県吹奏楽連盟(同市北区奥田、佐藤道郎理事長)、国際親善部門が「こくさいこどもフォーラム岡山」(同表町、今西通好会長)。行政部門は該当なし。

 三木記念賞・助成金は故三木行治知事が受賞したマグサイサイ賞(フィリピン)の賞金を基に68年創設。記念賞は賞金30万円、助成金には50万円が贈られる。42回目の今回は8人、15団体の推薦があった。受賞者は今回を含め202人、142団体。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2009年08月27日 更新)

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