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職員の体調オンラインで一元管理 岡山博愛会病院、システム導入

職員が症状の有無を入力するスマートフォンのサンプル画面

 新型コロナウイルスの院内感染を防ごうと、岡山博愛会病院(岡山市中区江崎)は、職員の健康状態をオンライン上で一元管理するシステムを導入した。

 情報サービス業の両備システムズ(同市南区豊成)が開発したシステムを先行導入し、4月下旬から順次運用を始めた。職員がそれぞれのスマートフォンなどから、喉の痛み▽咳(せき)・痰(たん)▽体のだるさ▽味覚・嗅覚の異常―の有無といった10項目の質問に回答すると、病院側の管理画面に集計結果が表示され、症状を訴える職員がいるかどうかを知らせる。

 同病院の職員数は、関連の高齢者施設や保育園などを含め計約500人。従来は各部署での声掛けなどを通じて体調の異変をチェックしていたという。

 「職員全体の健康状態を迅速かつ確実に把握できる」と中尾一志院長。「院内感染は何としても防がなければ」と話した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2020年05月15日 更新)

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