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倉敷中央病院にファシリティマネジメント大賞 施設グループ・藤本部長「最善の医療提供へ議論」

藤本義秋・施設グループ部長

 倉敷中央病院(倉敷市美和)が、施設を活用した経営活動の実績を評価する2009年度のファシリティマネジメント大賞(ファシリティマネジメント推進協会主催)の最優秀賞に県内で初めて選ばれた。施設グループの藤本義秋部長に、施設に関するこれまでの取り組みや今後の計画などを聞いた。

 ―全国の企業など13団体の中からの栄冠。経営者、医療者、設計者が三位一体となった活動が評価された。

 「経営者は、設計者とは毎週会議をし、必要なときには医師とも合宿して、効果的な施設について議論する。スタッフ全員で最善の医療提供について考えることが重要」

 ―どのような施設活用を実践しているのか。

 「手術室や集中治療室(ICU)を充実させて急性期医療を強化してきた。その効果で経営も安定し、きめ細かなサービスにつながっていると確信している」

 ―施設建設時のこだわりは。

 「増改築を繰り返した際に、新築と既存の建物の接ぎ目が分からないように改修すること。どこでも新築と同等の室内環境を整え、不公平感を与えないためだ」

 ―今後の施設計画は。

 「12年夏には救命救急センターなどが入る新病棟が完成する。玄関付近に入退院支援センターを置き、地域の病院や介護施設などとも連携して、切れ目ない地域医療に力を注ぎたい」
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年05月12日 更新)

タグ: 倉敷中央病院

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