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小児心臓移植施設 岡山大が申請 7月に認定へ

 日本循環器学会など心臓移植に関連する学会の協議会が4日、都内で開かれ、小児の心臓移植実施施設として東京大、東京女子医大、大阪大、国立循環器病研究センター、岡山大、九州大の計6施設から認定申請があったことが報告された。

 15歳以上の脳死者から提供された心臓の移植実施施設は現在6施設が認定されているが、新たに北海道大、埼玉医大、岡山大から申請があった。

 協議会は6月下旬にこの3施設を視察し、小児の実施施設を含め、移植関係学会合同委員会へ推薦する施設を決める。同委員会は7月に認定する見通し。

 7月に施行される改正臓器移植法では、本人の意思が不明でも、家族の承諾で臓器提供ができる。現行法では有効な意思表示ができないとして認められていない15歳未満からの提供による心臓移植が可能になる。

 協議会は、小児の心臓移植の経験を十分持つ医師がいることなど、小児心臓移植実施施設の認定基準を新たに作り、申請を受け付けていた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年06月05日 更新)

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