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高齢者インフル予防を 和気で研修会 福祉施設職員ら学ぶ

インフルエンザなどの感染症対策を目的とした研修会=和気商工会館

 高齢者がかかりやすいインフルエンザや結核などの感染症対策を目的とした研修会(県備前保健所東備支所主催)が6日、和気町尺所の和気商工会館であり、老人福祉施設の職員ら約120人が知識や対応を学んだ。

 川崎病院(岡山市北区中山下)の沖本二郎呼吸器病センター長が、気温が8度以下になって乾燥すればインフルエンザが流行しやすくなると説明し、「ウイルス感染を防ぐには紅茶エキスを使ったうがいやせっけんでの手洗いが有効」と述べた。

 結核について、沖本センター長は「持病に糖尿病があったり胃を切除した人などは発症を特に注意する必要がある」とし、「血痰(けったん)があれば胸部エックス線撮影を受けてほしい」と呼び掛けた。

 ノロウイルスによる感染性胃腸炎が発生した際に、排せつ物や嘔吐(おうと)物を処理するための実技指導もあった。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年09月07日 更新)

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