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倉敷中央病院第3棟が完成

完成した倉敷中央病院の第3棟

 倉敷中央病院(倉敷市美和)が新築していた第3棟が完成し16日、関係者らに公開された。急性期医療の核となる手術センターや集中治療室をはじめ、放射線センター、臓器別のチーム医療が行える高機能病棟などで構成している。10月1日に全面オープンする。

 第3棟は敷地南東に位置し、地上14階地下1階(延べ約3万5千平方メートル)。最新機器を配備した手術センター(2階)は10の手術室を用意し、既存や増築部分を合わせた計32の手術室は国内最大規模となる。4階には脳・神経集中治療室14室、全室個室の集中治療室12室を備えた。

 5〜13階は病棟で、各階に感染症対応個室を2室ずつ配置した計404床(個室と4人部屋で構成)。医療スタッフが協力して脳・神経や呼吸器、整形外科など臓器別に医療を行える体制を整えた。

 このほか、1階にはMRI(磁気共鳴画像装置)やCT(コンピューター断層撮影)検査室などがある。地上51メートルの屋上には屋根付き回廊のある庭園を設けた。

 2008年5月に着工。12月着工予定の第3棟増築部分(地上5階地下1階、延べ約1万2千平方メートル)と第1棟の改修工事を含めた総事業費は約250億円。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年09月17日 更新)

タグ: 倉敷中央病院

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