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重症障害児・者施設を開設 岡山・平田に旭川荘 市内2カ所目 

ひらた旭川荘通園センターの開所を記念して開かれた式

 社会福祉法人旭川荘(岡山市北区祇園)は、運営する肢体不自由者更生施設のぞみ寮(同平田)内に、重度の肢体不自由や知的障害がある人を対象にした「ひらた旭川荘通園センター」を開設。4日、同所で開所式を行った。

 市内では2カ所目の重症心身障害児・者通所施設。これまでは児童院(同祇園)のみだったため、遠方から通う保護者から要望があったことを機に、使用していないのぞみ寮の部屋を改装してオープンした。

 約60平方メートルの療育室はバリアフリー化され、床はクッションフロア。利用者がけがをしないよう配慮されている。20人が通園し、看護師ら5人が健康管理や社会参加の促進などを行っている。入浴や送迎サービスもある。

 式には約30人が出席。江草安彦名誉理事長が「障害がある人に、岡山に生まれて良かったと思わせる環境をこれからも整えていく」とあいさつ。板野宏一センター長は「障害がある人もその家族も、安心して生活ができるよう力を尽くしたい」と抱負を述べた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年10月05日 更新)

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