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働く女性の健康 理解を深める 岡山でフォーラム

ワークライフバランスをテーマにした講演があった女性医療フォーラム

 働く女性の健康などについて理解を深める「女性医療フォーラム」(労働者健康福祉機構、岡山労災病院主催)が13日、岡山市北区駅元町の岡山コンベンションセンターで開かれた。

 医療関係者や市民ら約420人が参加。片岡仁美岡山大大学院教授、伊東香織倉敷市長、肥塚見春岡山高島屋社長ら女性6人が「女性のワークライフバランスを考える」のテーマで講演した。

 片岡教授は、子育てなどで離職した女性医師や看護師らの職場復帰などを支援する同大の事業について、2007年度から50人以上が利用している現状を報告。「週1〜3日勤務や当直免除などの制度で多くの女性医師らが復帰した。病院トップや職場の意識改革も大切だが、働く女性も支えてくれる周囲に感謝しなければならない」などと話した。他の講演者からは、「父親の家事・育児への参加は、まずはほめることで促すべきだ」、「さまざまな制度を充実させ、女性の秘められた力を職場でうまく活用して」といった意見も出された。

 人気作家あさのあつこさん=美作市在住=のトークもあった。

 フォーラムは全国の労災病院を運営する労働者健康福祉機構が05年度から各地で開いており、岡山県内では初めて。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年11月14日 更新)

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