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中国・洛陽の基幹病院と協定へ 岡山大病院 12月6日締結 人事交流で技術向上

 岡山大病院(岡山市北区)は12月6日、中国洛陽市の基幹病院である洛陽市中心医院と、人事交流などで互いの医療技術を向上させる国際交流協定を締結する。来年30周年を迎える岡山市と洛陽市の友好交流都市縁組から発展した。

 対中関係は沖縄県・尖閣諸島問題などで難しい時期にあるが、岡山大病院は「病院同士や民間など、草の根的な交流から両国の関係が深まるよう努めたい」としている。

 森田潔岡山大病院長ら5人の訪問団が5日に中国入り。6日に洛陽市中心医院で、李亜偉院長と森田院長が協定書に署名し、医師の相互派遣など交流内容について意見交換する。

 両市の交流の一環として、洛陽市の医療関係者が6月に岡山大病院を視察した際、協定の話が持ち上がった。

 協定締結を機に、仲介役を務める岡山旭東病院(岡山市中区)が、岡山洛陽友好病院に認定され、研修医や看護師らの受け入れに協力する。

 岡山市日中友好協会(同市北区)によると、洛陽市は中国の中でも最先端の医療環境が整い、490人の医師が勤める洛陽市中心医院は1450床超を備える地域の基幹病院。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年11月30日 更新)

タグ: 岡山大学病院

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