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12年末開院へ榊原病院移転起工式 いしま病院と統合

起工式でくわ入れする榊原理事長

榊原病院といしま病院を統合した新病院の完成予想図

 医療法人社団十全会(榊原宣理事長)の心臓病センター榊原病院(岡山市北区丸の内)と、いしま病院(同伊島町)を統合した新病院の起工式が24日、移転先の同中井町のクラボウ工場跡地で行われた。名称は心臓病センター榊原病院に統一する方針で、2012年12月に開院する予定。

 クラボウから約4万4千平方メートルの敷地を借り受け、鉄筋コンクリート7階延べ3万9千平方メートルの本棟(297床)を建設し、約20の診療科を置く。

 屋上にはドクターヘリなどを受け入れるためのヘリポートを備える。変電設備などがあるエネルギー棟(鉄筋コンクリート2階延べ1150平方メートル)、駐車場棟(鉄骨3階延べ5700平方メートル)も建てる。外来用の駐車場は平地も含め約500台分確保する。

 起工式には病院関係者ら約50人が出席し、神事で工事の安全を祈願。榊原理事長は「患者の目線を大切にしながら、最新の医療を提供できる病院にしたい」と話していた。

 榊原病院は1932年に県庁舎がある同内山下に開設し、54年に現在地へ新築移転。いしま病院は79年の開設。手狭になったことなどから統合、移転を決めた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年12月25日 更新)

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