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脳死腎移植終了 患者の容体安定 岡山医療センター

 国立病院機構岡山医療センター(岡山市北区田益)で5日から行われていた60代男性=広島県=への脳死腎移植は、6日未明に無事終了した。患者の容体は安定しており、早ければ1カ月半後に退院できるという。

 慢性糸球体腎炎を患い、15年以上人工透析を続けてきた男性への腎移植は、同センター外科の藤原拓造医師ら7人のチームが担当。5日午後7時47分に始まり、6日午前2時に終わった。

 腎臓は津山中央病院(津山市川崎)で法的に脳死と判定され、県内2人目の脳死ドナー(臓器提供者)となった40代女性から提供された。

 津山中央病院での臓器摘出にもかかわった、田中信一郎移植センター長と藤原医師が手術後に会見。「津山中央病院は素晴らしい対応をしてくれた。移植した腎臓は表面の色も良く、1~2週間後には正常に機能してくれるだろう」と話した。

 岡山医療センターでの脳死腎移植は昨年11月に続き2例目。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年02月07日 更新)

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