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岡山大病院で脳死肝移植、4例目

 日本臓器移植ネットワークは22日、脳出血のため川崎市立川崎病院に入院中の60代の女性が法的に脳死と判定されたと発表した。女性は書面で臓器提供の意思を示していなかったが、家族が脳死判定と提供を承諾した。「本人意思不明」は35例目。

 岡山大病院(岡山市北区)では、肝不全を患っている40代男性=岡山県在住=への脳死肝移植手術が行われた。同病院の脳死肝移植は4例目。

 このほか、腎臓は独協医大(栃木県)で50代の女性と横浜市立大市民総合医療センターで60代の女性に片方ずつを移植。心臓と肺、膵臓(すいぞう)、小腸は医学的理由により移植が断念された。

 移植ネットによると、脳死と判定されたのは22日午前8時8分。家族から提供の申し出があり、家族は「本人が元気なころに『もしもの時は誰かの役に立ちたい』と言っており、本人の意思を生かしたい」と話したという。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年02月23日 更新)

タグ: 岡山大学病院

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