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脳死肝移植が無事終了 岡山大病院 生体肝も同日に実施

 岡山大病院(岡山市北区鹿田町)で22日から行われていた岡山県在住の40代男性への脳死肝移植は23日早朝、無事に終了した。病院は同日、執刀医が生体肝移植も行ったことを明らかにし、「1人の医師が一日に生体、脳死移植を続けて行うのは全国でも珍しいのでは」と話している。

 執刀は肝胆膵(かんたんすい)外科長の八木孝仁教授。22日午前11時ごろ、30代女性に父親からの生体肝移植を始め、約8時間後に終了。続いて同日午後9時54分から脳死移植を行い、23日午前6時51分に終えた。病院によると、患者2人の容体は安定している。

 八木教授は「どちらも無事に終わりほっとしている。生体移植の予定があったが、脳死移植を待ち望んでいる患者さんがおり、手術を決めた。移植が通常の医療に近づきつつあると感じている」と話した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年02月24日 更新)

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