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「慢性腎臓病、早期発見を」専門医呼び掛け さん太広場でフェスタ

専門医による慢性腎臓病講座などがあった「世界腎臓デーフェスタin岡山」

 慢性腎臓病(CKD)の早期発見、治療の重要性を訴える「世界腎臓デーフェスタin岡山」が13日、岡山市北区柳町の山陽新聞社さん太広場で開かれ、腎臓病専門医による無料講座などがあった。

 国際腎臓学会などが世界的に増加するCKD対策として制定した世界腎臓デー(3月第2木曜日)にちなんで開催し、岡山大大学院医歯薬学総合研究科腎・免疫・内分泌代謝内科学教室が主催、山陽新聞社共催。

 無料講座では、専門医が腎臓機能が60%未満に低下した状態が3カ月以上続くなどした場合がCKDで、国内患者は1330万人に上ることなどを説明。糖尿病や高血圧などがある人に半年に1度の尿検査を呼び掛けた。

 専門医による健康相談や、検尿キットやタンパク質、塩分を調整した食品の配布などもあった。

 同教室の槇野博史教授は「病気を良く知り、適正な管理を行えば進行を遅らせることができる。日ごろから適度な運動と減塩などを心掛けてほしい」としていた。県内の啓発活動は日本慢性腎臓病対策協議会が中心となり、2008年から取り組んでいる。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年03月14日 更新)

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