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移植医療に幅広い理解を 岡山で県民公開講座

移植医療への理解を求めた県民公開講座

 県民公開講座「岡山の移植医療」(県医師会主催)が27日、岡山市中区古京町の三木記念ホールで開かれ、移植に関わる医師5人が臓器移植の現状と課題を語った。

 折田薫三・岡山大名誉教授は、家族承諾による脳死臓器提供を可能にした改正臓器移植法の全面施行(昨年7月)以降、脳死ドナー(臓器提供者)は増えたが、心停止も含めたドナー総数は伸び悩んでいると指摘。「移植医療全体について幅広い理解をいただきたい」と訴えた。

 岡山大病院、国立病院機構岡山医療センターの移植医4人は、臓器移植は小児の重い心臓病、肝がんの一種である肝芽腫、急に呼吸困難に陥る間質性肺炎などで生存率を高め、慢性腎不全患者の生活の質を向上すると強調した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年03月28日 更新)

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