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C型肝炎の治療法学ぶ 岡山で公開講座

肝炎の治療法や注意点を紹介した市民公開講座

 市民公開講座「放っておけないC型肝炎 ここまで進んだ最新治療」(山陽新聞社主催)が3日、岡山市北区駅元町の岡山コンベンションセンターであり、患者や家族ら約230人が講演などを通して治療法や注意点を学んだ。

 広島大病院の茶山一彰院長と岡山大大学院の池田房雄助教が講演した。2人は肝炎は自覚症状が乏しく、悪化すると肝硬変や肝臓がんになることなどを紹介。アルコールや肥満を病状の進行を早める要因として挙げ、バランスの取れた食事と適度な運動を呼び掛けた。

 また、抗ウイルス薬のインターフェロン治療はウイルスの型により効果に差があるとし、「治療前に専門病院で検査を受けてほしい」と話した。

 パネルディスカッションでは岡山大大学院の山本和秀教授も加わり、会場からの質問に回答。日常生活で感染する危険性について「血液の接触に注意し、歯ブラシやカミソリの共用はやめるべき」とし、定期的な健康診断などで早期発見に努めるよう訴えた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年04月04日 更新)

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