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岡山で認知症テーマにフォーラム 専門医ら訴え

認知症をテーマに開かれた岡山健康フォーラム

 認知症をテーマにした「岡山健康フォーラム」(岡山画像診断センター、山陽新聞社共催)が23日、岡山市北区柳町の山陽新聞社さん太ホールで開かれ、専門医らが早期発見の重要性などを訴えた。

 市民ら約270人が参加。岡山画像診断センターの井田健太郎放射線科長と川崎医科大の石原武士精神科学教室教授が講演した。

 石原教授は認知症は早期に発見すれば薬で進行を遅らせることができると強調。「家族が言動の変化に気付き、専門医に相談してほしい」と呼び掛け、服薬を続けることの重要性にも言及した。

 井田科長は、PET(陽電子放射断層撮影)による脳の画像診断に触れ、「アルツハイマー型認知症などの場合、発症前に脳の異常が分かる可能性がある」と紹介した。

 岡山大病院放射線科の金沢右(すすむ)教授をコーディネーターに、2氏によるパネルディスカッションもあった。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年04月24日 更新)

タグ: 健康岡山大学病院

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