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岡山大の人材育成講座 医療実習始まる 県内7機関で21人

血圧の測定方法を学ぶ遠藤さん(奥)

 県北部を中心とした医師不足対策で、岡山大が県の寄付で開設した「地域医療人材育成講座」の本年度医療実習が5日、新見市新見の渡辺病院など県内7医療機関で始まった。

 医師不足の地域に一定期間勤務する医師を養成する「地域枠コース」の学生6人と、一般医学生15人の医学部1年生計21人が参加。16日まで実務を体験し、地域医療への理解を深める。

 本年度から受け入れを始めた渡辺病院では、遠藤福力さん(18)が泊まり込みで実習。初日は遠藤彰院長らと院内を見学した後、血圧の測定方法などを学んだ。今後、救急車への同乗や内視鏡の操作見学、看護師の補助などを体験する。

 遠藤さんは「現場の医師や患者の声を聞き、今後に生かしたい」、遠藤院長は「地域医療の現場を体感してほしい」と話した。

 同講座は昨年度からスタート。参加学生は12人増加、受け入れ医療機関も一つ増えた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年09月06日 更新)

タグ: 岡山大学病院

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