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動脈硬化テーマ 予防法など学ぶ 岡山で市民公開講座

動脈硬化の予防法などを学んだ市民公開講座

 脳梗塞や心筋梗塞の原因となる動脈硬化をテーマにした市民公開講座「こんなに怖いの? 動脈硬化って」(日本心・血管病予防会主催、川崎医科大付属病院心臓血管外科共催)が19日、岡山市北区駅元町の岡山コンベンションセンターであり、約280人が予防法などを学んだ。

 種本和雄・同外科部長が「動脈硬化は脳梗塞をはじめ、全身にさまざまな障害を引き起こす。動脈が慢性的に閉塞へいそくし、血流が減れば組織が壊死えしし、四肢の切断が必要になることもある」と危険性を説明。正木久男・同外科副部長は、生活習慣病が少ないグリーンランドの先住民イヌイットがよく食べる青魚には動脈硬化の要因となるコレステロールを抑制するエイコサペンタエン酸が含まれていることなどを紹介した。

 また、同大の渡部芳子心臓血管外科学講師は、高齢化や生活習慣の変化が動脈硬化の発症率を引き上げていると説明。早期発見に向け検診を受けるよう勧めた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年09月20日 更新)

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