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うつ病への理解深める 岡山でシンポ 症例など講演

うつ病について理解を深めたシンポジウム

 自殺の主要因の一つ「うつ病」について理解を深めるシンポジウム「うつをこえて」(うつ病の予防・治療日本委員会、日本うつ病学会など主催、山陽新聞社など後援)が9日、岡山市北区奉還町の岡山国際交流センターで開かれた。

 岡山大大学院の内富庸介教授を座長に、医師4人が子どもや若者、高齢者、女性の症例などについて講演した。「原因は失恋や仕事の失敗、家庭不和といったストレスをはじめ、まじめな性格、糖尿病や高血圧、認知症など複合的要素がある」と説明。「誰でもかかる病気。不眠など心の不調を感じたら、かかりつけ医に相談を。必要な専門医を紹介してもらえる」と話した。

 渡辺和子・ノートルダム清心学園理事長が自身の経験を語る特別講演「うつと歩んだ日々」もあり、訪れた約200人は熱心に聴講していた。予防に役立ててもらうとともに、患者や家族への偏見を防ぐため企画した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年10月10日 更新)

タグ: 岡山大学病院

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