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倉敷中央病院、診療の一部制限 クラスターで50人出勤できず

 倉敷中央病院(倉敷市美和)は3日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、同日から診療の一部を制限すると発表した。院内の施設で職員らのクラスターが発生し、出勤できない職員が約50人になったため。不急の手術などを延期し、人員不足による救急医療や重症患者への影響を抑える。

 制限するのは医師が延期できると判断した手術や入院。外来の再診患者には、可能と判断できれば電話での診療に応じてもらう。

 同病院によると、クラスターは院内の「美和保育園」で3日に確認された。1月29日に保育園の職員1人の陽性が分かり、その後に職員、園児の感染が判明した。

 今月4日以降、代替勤務が困難な一部の医師や看護師らは、無症状かつ毎日のPCR検査で陰性を確認して業務に当たる。同病院は「地域の方々に迷惑を掛けてしまうが、重症患者の命を救うために理解を求めたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2022年02月04日 更新)

タグ: 倉敷中央病院

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