文字 

障害者の地域移行、定着推進を 旭川荘が支援強化

障害者の地域移行・定着相談事業を本年度から始めた旭川荘の地域活動支援センター

 社会福祉法人旭川荘(岡山市北区祇園)は本年度、地域での自立を目指す障害者を対象にした「地域移行・地域定着相談支援事業」を始めた。住居の紹介や緊急時の訪問支援などを通じ、地域生活をサポートする狙い。

 相談支援の充実などを定めた障害者自立支援法の一部改正(4月)に伴い、旭川荘が自治体の指定管理を受けて運営する「地域活動支援センター」(岡山市)と「たかはし障害者支援センター」(高梁市)の事業を拡大。従来行っていた福祉サービス利用計画の作成や日常相談に加え、地域移行・定着の支援を強化する。

 対象は、病院や施設を退院・退所したり、家族と離れて地域での自立を望む障害者。自宅や施設での試験外泊や福祉作業所の体験利用など自立に向けた取り組みを支援するほか、入居するグループホームやアパートの紹介、契約手続きの補助なども行う。また、地域生活を始めた障害者と24時間の連絡体制を確保、日常相談のほか、緊急時の訪問にも対応する。

 旭川荘は「障害者が自分らしい暮らしを実現するための手助けに、積極的に活用してもらいたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年06月14日 更新)

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ