岡山医学振興会は２日、医学分野の教育や研究、地域連携活動に励む岡山県内の研究者１９人に２０２２年度の助成金（総額１千万円）を贈った。

　１９人は、オンライン臨床実習プログラムの開発▽新型コロナウイルスの後遺症の診療体制構築▽ドライアイの新治療法開発―などに取り組んでいる。

　岡山市北区鹿田町の岡山大鹿田キャンパスで贈呈式があり、山田雅夫代表理事が「コロナ禍で研究環境は大変な状況だが、着実に成果につなげてほしい」と述べ、一人一人に表彰状を手渡した。

　振興会は県内の医学・医療分野の発展を目的に０１年に発足。２２年度は４８件の応募から助成対象を決めた。

　助成を受けたのは次の皆さん。（敬称略）

　大塚勇輝、岩室雅也、平井健太、本郷貴識、西村碧フィリーズ、徳増一樹（岡山大病院）藤原智洋、皆木瞳、斎藤信也、岡田あゆみ、大原利章、藤原俊義（岡山大大学院）辻憲二、後藤和義、宮崎育子、尾崎敏文、大橋俊孝、阪口政清（岡山大）北風圭介（川崎医科大）